【報告】「被災者への励ましが相手を傷つける」2017(平成29)年10月26日(木)人権啓発推進僧侶研修会

2017(平成29)年10月26日(木)09:30〜12:00、西念寺にて、宇部北組「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)人権啓発推進僧侶研修会を開催しました。

 

この度は、「災害時における人権侵害等について」をテーマに、本願寺の宗務所から派遣いただき、社会部〈人権問題担当〉部長の方をご講師として、講義をいただきました。

 

 

ご講義では、現在の日本の人権・差別問題、教団・念仏者としての取り組み、啓発リーフレット「災害と人権」のことなどについてお話いただきました。災害時において、被災者に「頑張れ」「思ったより元気そう」「かわいそう」「前向きに生きよう」「命があったんだからよかったと思わなきゃ」「早く元気になって」「あなたは幸せなほうだよ」「つらいのはあなただけじゃない」「もっと強く生きなきゃ」などの励ましの言葉は、ときには相手を傷つけ、苦しめることが示されました。

 

相手の事を思いやっての言葉としても、相手の心の状態によっては、深く傷つけてしまうかもしれません。それだけでなく、災害時には障がい者や外国人などに対する日頃の差別や人権意識が露骨にあらわれやすい事などを教えてもらいました。

 

誰1人として苦しみだけに終わらせないと誓われた阿弥陀仏。その智慧と慈悲のお心を聞かせてもらっている念仏者、僧侶として、相手の心に寄り添うことを心がけたいと、改めて考えました。

 

(この記事は2017(平成29)年11月21日(火)に更新しました。文責は萬福寺住職。)